§5. 抽出画像をブラシとして利用するには

 抽出した画像(切り抜いた画像)をブラシに登録し利用してみます。作例ではブラシでフレームを作成しました。

目次のページに戻る

 
     完成画像。

ブラシとして適用する画像

Step 1

 前回(§4)の完成図にフレームを付けることにします。

    1/ ブラシに登録する画像は、イワウチワ。この画像は、既に切り出してあります。

    ベース画像のレイヤー名:Based Image
    切り出した画像のレイヤー名:Cut Out

    [NOTE] Based ImageレイヤーのプロジェクトにCut Outレイヤーを追加するには、ファイル>レイヤーとして開く を使用します。
Step 2

 画像をブラシにするには、背景透明(場合によって、背景に色をつける)で画像を作成。適当な大きさに縮小します。

 作例の場合、イワウチワの元画像サイズは411*355ピクセル。背景透明です。これを、80×69ピクセルに縮小しました。

メニュー>画像>画像の拡大・縮小

 この画像を、“任意の名前.gbr”(引用符不要、作例では、Iwauchiwa.gbr)として保存します。

 ブラシの保存先は、GIMPのメニューから、編集>環境設定 で、ダイアログを開きます。左側のペインで「フォルダ」を選択し展開した後「ブラシ」をクリックすると、右側にブラシの読み込み元が表示されています。

 ブラシ形式で保存ダイアログでの設定は、名前だけ変更します。作例では、名前:イワウチワ で保存しました。間隔は使用する都度、変更可能なので、Defaultのままで差し支えありません。

    1/ GIMPのブラシダイアログの「更新」アイコン(左図の右下隅のアイコン)をクリックすると、ブラシダイアログが更新され、登録したブラシが表示されます

ブラシを作用させる選択範囲の境界線

ブラシの設定

Step 3

 準備ができたので、作成したブラシを作用させます。

    1/ 最上層に新規レイヤーを作成します。このレイヤーに対し、イワウチワブラシを適用します。

    2/ 矩形選択ツールで選択範囲を作成します。

    3/ ブラシツールを選択し、作成したブラシを選択します。

    設定:「揺らぎ」をチェックしています。他の設定は左図参照してください。 

    4/ ブラシの設定が完了したら、

    編集>選択範囲の境界線を描画 でダイアログを開き以下のように設定します。

    設定:
    ツールを使って描画=チェックしブラシで描画を選択。

    最後に、ストロークボタンをクリックします。

目次のページに戻る


初版作成: 2011/01/01
Presented by HIPPO